目次
- Ubuntuの温度を知りたい
- Ubuntuソフトウェアから,Psenserをインストールする
- Psenserを起動し,温度を確認する
- PCの温度上昇対策の提案
1.Ubuntuの温度を知りたい
こんにちわ。本ブログでは,Ubuntu,Lubuntuの役に立つ使い方を紹介しています。Ubuntu,Lubuntuは,OSを含めた全てのアプリケーションが無料で使えて,かつ,数世代前のPCでもスムーズに動作する非常に優れものです。私事でたいへん恐縮ですが,これまでに,Ubuntu,Lubuntuの中古PCを約100台販売してきております。
旧PCの有効活用で,新PCを購入するまでのつなぎに,小中高生のウェブ活用に,LINE,Skype,動画・音楽のダウンロードと再生やDVD鑑賞に,また,ゲームや私のようなブログ作成に,といろいろと,楽しめますので,ぜひ,このブログをご覧になり,様々な可能性を感じてください。
さて,ファンの音がブーンブーンとうるさい場合には,PCの温度上昇が気になります。ここでは,Ubuntuの各部分の温度を知りたい場合に,測定値を表示させる方法を紹介します。
昔のLet's noteは,ファンレスでしたので,温度管理が大切でしたね。さすがに,最近のPCでは,ファンレスタイプはないと思いますが,温度を管理する必要が生じた場合は,今回,紹介する方法をご活用ください。
2.Ubuntuソフトウェアから,Psenserをインストールする
使用するソフトウェアは,Psenser です。”Ubuntuソフトウェア”から,検索して,インストールしてください。
3.Psenserを起動し,温度を確認する
Psenserを起動すると,以下のようなアプリが立ち上がり,CPU,メモリ,HDD等の温度が表示されます。また,起動すると,画面の右上のアイコン群のPsenserも追加されます。
各項目の最右側の Graph をチェックすることで,当該項目のグラフが表示され,変化の推移を見ることができます。
また,右上に追加されたアイコンを見るだけで,現在の各部の温度がリアルタイムで表示されます。
4.PCの温度上昇対策の提案
さて,ここからが,PCの温度上昇が著しい場合の対策ですが,難易度が低い順から記載しますね(ノートパソコンを想定しております。デスクトップであれば,ファンの清掃またはファンの交換でしょう)。
1.すのこをPCの下に置く
2.ファン付きPC台をPCの下に置く
3.PCを解体して,ファン周りを清掃する。
4.PCを解体して,CPUグリスを塗り直す
5.PCを解体して,CPUファンを取り替える
では,具体的に説明します。
1.すのこをPCの下に置く
PCが置ける程度のすのこを準備してください。PCをその上に置くことで,机とPCの間の空気の循環が改善され,PCの温度が上がりにくくなります。単純な方法ですが,PCを使用した後に,毎回,机が温まっているようであれば,すのこを置くだけで,温度上昇がかなり改善されます。
⬇このような”すのこ”をイメージしてください。
2.ファン付きPC台をPCの下に置く
すのこだけで,冷却効果が得られにくい場合は,ファン付きのPC台で,強制的にPCの底面を冷却します。USB電源タイプが便利です。
⬇冷却ファン付きPC台です。
3.PCを解体して,ファン周りを清掃する。
PC内部には,長年のほこりが溜まりがちです。PCの解体ができる方は,清掃することで,冷却効果がかなり改善されます。ただし,PC解体は,メーカー,機種によって様々なので,Web上で過去に解体した写真等がアップされている場合が多いので,確認しながら進めるべきでしょう。
⬇PC清掃時にあると便利な道具です。
4.PCを解体して,CPUグリスを塗り直す
長年,使用したPCは,CPUの上に塗られたCPUグリスの熱伝導が劣化します。そうすると,CPUの発熱をスムーズに,外部へ排出できず,内部で滞留してしまいます。PCを解体できる方であれば,CPUグリスを塗り直すことは,それほど難しい作業ではありません。これも,内部清掃と同様に,Web上での解体した例を見ながら,行ってください。CPU上の放熱板のネジを外して,CPUが見える状態にして,グリスを塗り替えます。
⬇私がいつも使っているグリスです。
5.PCを解体して,CPUファンを取り替える
清掃しても,CPUファンの周りが悪く,CPUファン自体が故障している場合もあります。一般的に,回転部は壊れやすいので,使用しているといつかは,ファンのようなところから,壊れてきますね。当該PCのファンもしくは互換性のあるファンを探す必要があります。しかしながら,慎重に選んで購入しても,当該PCに取り付けられないといった最悪のケースも,想定して置かなければなりません。CPUファンの交換は,専門のメーカーに依頼するのが良いでしょう。
⬇修理先の例
それでは,人間万事塞翁が馬。今日も1日,楽しみましょう!
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