1.揚水発電所の開発理由
(1)水力発電の開発が進んで,電力調整能力をもった調整ち式および貯水池式水力発電所の開発地点が枯渇してきた。
(2)機器製作技術の進歩で,高落差ポンプ水車,大容量発電電動機などの製作が可能となった。
単機容量の増大によるスケールメリットの向上が図られて,揚水発電所の建設コストが低下した。
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2.揚水発電所の必要性
(1)最大負荷の増大により昼間の負荷率が減少し,ピーク負荷に対する供給力増強と負荷変動に即応できる調整能力を備えた発電所の必要性が従来と比べて増大した。
(2) 深夜の余剰電力は大容量火力発電所や原子力発電所から供給されており,揚水コストが低減された。
また,昼間の揚水発電所の運用により,大容量火力発電所や原子力発電所などのベース電源としての負荷率が改善されて,運転効率が向上する(揚水コストが低減)。
(3) 揚水発電所の特徴として,発電に要する始動時間が短く,出力増加速度も速いことから,負荷の急変時や電源脱落時に対する運転予備力として使用できる。
(4) 近年,太陽光発電が増えるにつれて,昼間の余剰電力で揚水を行い,夜間に発電する機会が増えており,負荷の平準化による効率的な運用が図られている。
3.まとめ
いかがでしたか。
揚水発電所が開発された背景と負荷率の改善に向けた効率的な運用方法について理解できましたか。
負荷急変時に系統の動揺を抑制して,負荷に追従できる発電機は貴重な存在ですね。
電験取得は日々の積み重ねが大切。
年間計画を作成して,計画的に学習を進めましょうね。
それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!
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