発変電所の監視制御方式の解説［施設管理８ ］

発変電所の監視制御方式の種類をあげて，その概要を説明する。

発変電所の運転は，技術員が常時監視制御するのが原則であるが，省人化や労働条件の改善のため，自動化・監視制御の効率化によって，常時監視をしない場合が多くなっている。

各監視制御方式の概要について説明する。

１．常時監視制御方式

発変電所に技術員が常駐して監視制御する方式。

一般的には制御室で監視・制御を行うが，この場合も自動化が図れて，１人でも監視・制御が行えるようなワンマン制御方式が多くとられている。

発変電所から離れた制御所に技術員が常駐して監視制御する方式。

制御所で２４時間，技術員が常駐する。

発変電所は常時は無人で，巡視や非常時に制御所から出動して対応する。

技術員が技術員駐在所におり，必要に応じて発電所または発電制御所に出向いて監視制御を行う方式。

技術員が駐在所から，１日のうち断続的に制御所に出向き，変電所の監視・操作を制御所から行う方式。

変電所を無人として，制御所より運転操作を行う。

夜間は社宅に待機し，非常時に出動する。

技術員が駐在所から１日のうち断続的に変電所に出向き，変電所の監視・巡視・機械の操作を行う方式。

昼間は技術員が変電所に駐在して，監視制御して，夜間は社宅に待機し，非常時はすぐに出動できる体制である。

技術員が技術員駐在所から必要に応じて変電所に出向き，変電所の監視・巡視・制御を行う方式。

発変電所の監視制御方式について説明しました。

まとめると以下の通り。