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こんにちは
今回はASD/ADHD傾向のある人を悩ませて,生きづらさを増幅させる劣等感から解放されるライフハックを紹介します。
ASD/ADHD人は,脳器質の凹凸特性によって,できること,できないことがはっきりしており,できないことはどれだけ時間を費やして努力しても,定型発達者のまったく努力をしないレベルよりも,少し劣った程度にしかできません(これ私の実体験のことです)。
また,学生時代の入試はASD/ADHD人の凸特性にあたる場合が多いため,優秀な人材として見られています。
しかし,社会人になって,コミュニケーションを求められる環境になると,優秀な人材なはずなんだけど,なぜかコミュニケーションにまつわる折衝,交渉を伴う仕事ができないといった不思議な状態に落ちることがあります。管理職としての部下指導などのコミュニケーションもあまり得意ではありません。
当の本人も勉強ができて秀才と周りから見られることで,それなりの自信をもっていたのだが,社会人の環境に入った途端,周りの人との距離感をつかめず,孤立しがちで,仕事の方もコミュニケーションを発端として,うまくいかないことが多くなり,生きづらさを強く感じるようになってきます。
また,ASD/ADHDの器質として,前頭葉の働きが弱く,海馬が萎縮しがちとなり,人間本来の防衛本能が過剰に働いてしまい,不安にさいなまれて,ネガティブな悪反芻をしがちになります。
しかしながら,ネガティブな感情がふつふつと湧いてくるのは,ASD/ADHD人の脳器質の問題であり,本人自身がネガティブ人間であることと違うことを理解することが重要である。
すなわち,本人がネガティブで,劣等感の塊なのではなく,脳器質がそのような感情を増幅しやすい性質をもっているがために,ネガティブな感情,劣等感が生じてくることを理解して,その感情は脳器質の問題で,自分自身とは切り離して客観的に自分を見つめること,これが自分自身がネガティブ,劣等感から解放されるためには最も重要なことと言えます。
このような自分を客観的に理解することを,メタ認知と言います。
ASD/ADHD人はこのメタ認知をぜひ習得してください。
日頃から定型発達と比べて,できない,失敗することが多い人生。定型発達と比べていても,劣等感が蓄積されていくばかりです。メタ認知で,客観的に,脳器質の問題でできない,失敗したんだね,と理解しましょう。
そして,もう1つの特性ASD/ADHD人の凸特性も,客観的に見てあげましょう。
認知の歪み(劣等感をもった偽りの自信) → メタ認知で自分を客観視 → 本当の自信(自分の良いところも悪いところも客観的に理解した上での本当の自信)
メタ認知ができるようになると本当の自分が顔を出してきて,自分のことが好きになれますよ。
(本当に40数年生きていますが,これを中学生ぐらいに知りたかった。遠回りをしてきたなぁと感じています)
それでは,18日目の問題を記載しますので,よかったら音声教材をご購入くださいね。
1.算数文章題
(1)6mで150円の赤いリボンと,5mで130円の白いリボンがあります。それぞれの1mあたりの値段はいくらですか。また,どちらが何円高いですか。
答え:赤いリボン:25円,白いリボン:26円,白いリボンの方が1円高い
(2)レモネードは2㍑で700円,梅ジュースは5㍑で1500円です。それぞれの1㍑あたりの値段はいくらですか。また,どちらが何円高いですか。
答え:レモネード:350円,梅ジュース:300円,レモネードの方が50円高い
(3)畑に1m2あたり0.5kgの肥料をまきます。8.4m2の畑では何kgの肥料が必要ですか。
答え:4.2kg
(4)あみさんの乗った電車は,2時間で150㎞を走りました。時速何㎞で走ったことになりますか。
答え:時速75km
(5)かずやくんの乗った電車は,3.5時間で315㎞を走りました。時速何㎞で走ったことになりますか。
答え:時速90㎞
(6)ひなさんは,家から6㎞離れた駅まで1往復するのに3時間かかりました。ひなさんは時速何㎞で歩いたことになりますか。
答え:時速4㎞
(7)サナさんは12.6㎞はなれたおばさんの家まで自転車で,1時間10分かけて行きました。サナさんは分速何mで走りましたか。
答え:分速180m
(8)音は秒速340m進みます。音の速さを分速で示すと,何mになりますか。
答え:分速20400m
(9)秒速0.3㎞で進むジェット機があります。このジェット機は,3分20秒で何㎞進みますか。
答え:60㎞
(10)げんたくんの乗った電車は,分速1.2㎞で走っています。この電車は,1時間10分で何㎞進みますか。
答え:84㎞
2.一口メモ
メタ認知について説明しましたが,いかがでしたか。
自分はネガティブな感情が生じた時や不安を感じた時には,心の中で「アスペッてる,アスペッてる」とメタ認知を呼び起こすようにしています。
これは,自分自身ではなく,脳器質的でシステマチックに生じる感情で,脳器質が定型発達と同じようであれば,生じない感情なのだから,「また,悪い病的なアスペが生じているなぁ」程度に考えて,自分自身を客観視するようにしています。
自分自身を客観視できるようになると,そのどうでも良い,過剰なネガティブな感情に自分自身が流されないようになることが分かります。
自分を客観的に見れるようになれば,次は本当の自分を見て,本当の自信を育んでいくステップになります。これで,失敗しても,劣等感でこれまで積み上げてきたことを全て崩されることはなくなるなずです。着実に自信につながる経験が積み上がっていきますよ。
それでは,人間万事塞翁が馬。人生,何事も楽しみましょう!
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