図のように,並行2回線送電線を通じて,電力を供給している500kV系統がある。
A発電所の出口に設置した送電線用の遮断器Pの送電線側の端子で三相短絡事故が生じた場合の,当該遮断器に流れる短絡電流(kA)を求めよ。
ただし,各構成要素の定数は次の通りとし,それ以外の定数及びインピーダンスの抵抗分は無視するものとする。
・A発電所の発電機の容量及び台数:各670MVA×3台
・A発電所の発電機の%インピーダンス:670MVA基準で32%(1台あたり)
・A発電所の変圧器の容量及び台数:各660MVA×3台
・A発電所の変圧器の%インピーダンス:660MVA基準で14%(1台あたり)
・送電線のこう長:100km
・送電線の正相リアクタンス:500kV,1000MVA基準で0.13%(1回線1kmあたり)
・B変電所から系統側を見た%インピーダンス:1000MVA基準で4.7%
・事故点における事故前の電圧:500kV
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