電験_送電線No26_電力系統における%Z法を用いた短絡電流の計算(1種 送配電−平成5年−問題3)

 

 

図のように,並行2回線送電線を通じて,電力を供給している500kV系統がある。

 

A発電所の出口に設置した送電線用の遮断器Pの送電線側の端子で三相短絡事故が生じた場合の,当該遮断器に流れる短絡電流(kA)を求めよ。

 

ただし,各構成要素の定数は次の通りとし,それ以外の定数及びインピーダンスの抵抗分は無視するものとする。

 

・A発電所の発電機の容量及び台数:各670MVA×3台

 

・A発電所の発電機の%インピーダンス:670MVA基準で32%(1台あたり)

 

・A発電所の変圧器の容量及び台数:各660MVA×3台

 

・A発電所の変圧器の%インピーダンス:660MVA基準で14%(1台あたり)

 

・送電線のこう長:100km

 

・送電線の正相リアクタンス:500kV,1000MVA基準で0.13%(1回線1kmあたり)

 

・B変電所から系統側を見た%インピーダンス:1000MVA基準で4.7%

 

・事故点における事故前の電圧:500kV

 

○解答