クスッと笑える小話_6日目

 

(いたずら好き)

ファミレスの入口の順番待ちノートに「音乃」と記入した。ウエイトレスは、「おとのさま」と読み上げてくれた。

 

小学生のとき、初めて歯医者さんに行った。治療後、「これが歯を食べる悪い虫だよ」とゴキブリのような黒い虫をみせてもらい、それがあまりにも怖かったため、ちゃんと歯を磨くようになった。今考えると、あの黒い虫はなんだったんだろうか。

 

(巧い表現)

私の友人は、彼氏からクリスマスプレゼントに口紅をもらった。渡されるとき「ちょっとずつ返してね」と言われたらしい。

 

人から聞いた話を誇張して伝える私は「アンプ内蔵スピーカー」と呼ばれている。

 

上司から「お前の考えは甘い。ようかんにハチミツをかけて食うようなもんだ」と言われた。

 

1時間のテストでたったの二問しか答えられなかった。返された答案を見ると、先生に「時速二問(笑)」と書かれていた。

 

(ああいえばこういう困ったやつら)

母が娘に「学生は勉強が仕事なんだから、勉強しなさい」としかった。しかし娘は「私、家に仕事を持ち込まない主義だから」と応戦した。

 

国語の先生は、黒板の漢字を間違えるたびに、いつも「みんなが集中しているかどうか、試してみたんだ」と言い訳した。

 

会社で急いでいて、役員専用のエレベータに乗ったところ、役員と乗り合わせてしまった。「どうして君が乗っているんだ」と注意されたので、とっさに「あの・・・、階段が故障しているので・・・」と答えてしまった。

 

私が「燃えるゴミと燃えないゴミを区別して」といったら、父は「火をつけてみなければ、燃えるか燃えないかわからないじゃないか」と言った。

 

(そんなこと言われても)

母は「いろんな男性とつきあってみて、一番いい人と結婚すればいいのよ」といつも言うが、最初につきあった人がいちばん良かったと言っても手遅れだと思う。

 

愛煙家の課長が会議の席で部長に「タバコを吸ってもよろしいでしょうか」と聞くと、禁煙家の部長は「吸っても良いが、吐き出してはいけないぞ」と真面目な顔で言った。

 

息子の小学生の入学式の朝、夫が息子に「入学式、頑張ってこいよ」と言った。何を頑張れというのだろうか。

 

父に新しい国語辞典を買ってもらおうと頼んだら、「いままでの辞典の中身を全部覚えたのか」と聞かれた。

 

 

(ちょっとそれどういう意味)

子供を授からない私に,母は「子供なんかつくったって,ろくなことはないわよ」と慰めてくれる。でも,それでは私はろくでもない娘といっていることと同じなんだけどね。

 

久々に有給をとって家でくつろいでいると,高校生の娘が帰ってきて,「あれ,誰もいないの?」と私に言った。俺がいるんだけどな。

 

同僚の美人OKが2日続けて同じ服を着てきたら,まわりから「今朝は誰と朝帰りしたのかな」と冷やかされていた。私が同じ服を着て出社したときは,「服ぐらいは着替えて来いよ」と言われた。

 

友人に結婚式の招待状を出した。返事には,欠席に○がついており,「残念ながら今回は出席できませんが,次の機会にはかならず出席します」と書き添えてあった。次の機会ってねぇ,何を言ってるんだろう。

 

私の上司は,英語ができることをやたら自慢する。彼いわく「僕はね,アメリカに行けばアメリカンイングリッシュなんだけど,イギリスに行ったら,ブリティッシュイングリッシュが自然とでるんだよな」と。すると,同僚の一人が「どうりで日本にいるときはいつもジャパニーズイングリッシュだと思っていましたよ」

 

(楽観的に)

一歳の息子の検診のときに,医者に「頭の形がゆがんでいるので心配なんですが・・・」といった。医者は「大丈夫です。何年か経ったら,中身のほうが心配になりますから」と笑って答えた。

 

買ったばっかりの時計が動かなくなってしまい,悲しんでいた。すると友人は,「止まっている時計は一日に二回も正確な時刻を指すからいいじゃないか。僕の時計は一日に一秒遅れるから,つまり,118年に1回しか正しい時間を指さない。止まっている時計のほうがはるかに優れていると思わないか」と慰めてくれた。

 

(ああいえばこういう)

小学生のとき,親にゲームソフトをねだると,「今度のテストで80点取ったら買ってあげる」と言われた。そこで,頑張って85点をとり,親に見せたら「残念。5点オーバーでした。」と言われて,買ってもらえなかった。

 

自転車の広告を見ながら,父に「ねぇ,この自転車を買ってよ」と2万円くらいのを指すと,父は「すぐに壊すからもっと安いのでいい」。それで今度は1万円くらいのをねだったら,「そんな安いのはすぐ壊れるからだめだ」。どっちやねん。

 

家でポチという名前の犬を飼っている。冬に私が「寒い」というと,父は「ポチを見てみろ。裸で走っとる」と言った。夏になり「暑い」というと,父は「ポチを見ろ。毛皮のコートを着て我慢している」といった。