クスッと笑える小話_9日目

 

(そんなことってアリ?)

ゴミ袋が透明・半透明に統一されたにもかかわらず,黒のポリ袋で出している人がいた。警告ステッカーが貼られ,回収されない。つぎの回収日,黒い袋がそのまま透明の袋に入れてあり,それは回収された。

 

電車内にキャバレーの広告があり,「低料金でたっぷり楽しめます」と書いてあった。その下に「女性募集,高給優遇」とあった。料金は安くて給料が高いこの店は,はたして商売になるのだろうか。

 

うちの近所の日曜大工店は,日曜日が定休日だ。

 

前を走る車の後ろに「法定速度厳守車両 どうぞお先に」とステッカーが貼ってあった。この車は,法定速度違反をそそのかしているような気がする。

 

「ファックス用紙代を節約」とうたっている低価格用紙の宣伝広告が,会社のファックスに勝手に送られてきた。

 

駅のホームで,太った女性がダイエットの本を堂々と読んでいた。そこまで他人の目が気にならないのに,やはり痩せたいものなのだろうか。

 

(失言?)

大学入試が終わったとき,試験監督の先生が「では,また来年」といって去っていった。

 

上司がカツラをつけて出社した。「ちっとも気にならない」「つけているのを忘れるほどだ」と言っていたが,じっと観察していると,十分に1回は頭に手をやっていた。

 

深夜ラジオを聞いていたところ,リスナーが「明日受験なんですけど,何かアドバイスをください」とメッセージを送ってきた。それに対して,DJは「いますぐ,このラジオを消して寝なさい」とアドバイスをしていた。

 

私が住んでいる団地では月1回,日曜の朝9時から清掃がある。近所の奥様は「もう,朝起きて何もせず飛び出したのよ。朝ご飯すら食べられなくって」と言っているが,みんなちゃんと化粧はしている。

 

(よく考えてみるとおかしいかも)

公民館で公演会場を設営していたら,会長さんが「一列目は坐る人がいないから,いすを並べなくても良い」といった。

 

コンビニの入り口にある傘立てで,どれが自分のビニール傘なのか悩んでいる人がいた。私としては,どちらでもいいんじゃないかと言いたかった。

 

デパートでシャツのバーゲンをやっていた。店のおじさんが「安いよ,安いよ,何枚買っても一枚千円」と叫んでいた。

 

(マニュアルが役に立たない?!)

ハンバーガー屋でハンバーガーを二十個買った。店員は「こちらでお召し上がりですか」と聞いてきた。

 

京都の三十三間堂で,係員が「帽子を脱いでください」というと「かつらはいいのですか」と真顔で聞いた男性がいた。係員がちょっと考えて「まぁいいでしょう」と答えた。

 

(よくある標語の看板)

スーパーのトイレの個室のなかに,「落書きしているのを見かけた場合は,警察に通報します」とあった。しかし,個室のなかで落書きしている現場を目撃できたとすれば,それはトイレのぞきとして逮捕されてしまうのではないか。

 

わが町の道路には「美人の多い町,スピード落とせ」という看板がある。隣の町に行くと「キョロキョロするな。美人はいない」と書いてあった。

 

車を走らせていると,「スピードか,死か」という標語が書かれている看板があった。何か変だなぁと考えていると違和感が分かった。私を含めた誰もがスピードをとるだろう。

 

前を走っている車の後ろに何か書いてあるので,近づいて見たら,「この字が読めるほど近づかないでください」と書いてあった。

 

前を走っていた軽トラックの後ろに「全長18m,死ぬ気で追い越せ!」というステッカーが貼ってあった。

 

デパートのゴミ箱売り場で売られているゴミ箱にものを捨てていく人がいるらしい。「このゴミ箱はゴミ箱ではありません」というよくわからない注意書きが貼ってあった。

 

確定申告の記入例に登場する男性は,老いた母親と病気の妻,障害のある息子をかかえ,その状態で土地を売り,株やアパート経営をしながら原稿料まで稼いでいるすごい人である。

 (絶望的)

ある女優がテレビで,「私って英語まるでだめなの,I am a pen しか言えないの」と言っていた。どうやら本当にダメらしい。

 

大学の合格発表を見に行ったとき,「あっ,惜しい。一番違いなんだけどなあ,クソッ」という声がした。大学側の判断は正しかったようだ。

 

近所のおばさんが,「おたくのネコちゃん,ノラねこと三時間もにらみあってたわよ」と言っていた。それを三時間見続けたおばさんのほうが凄い。

 

山手線に乗っているうちに,眠ってしまった。目が覚めて「ああ,一周しちゃった」とつぶやいたら,となりのおじさんが「おねえちゃん,二周目だよ」といった。

 

(かえってまずいのでは)

ある予備校の広告には「全国から優秀な浪人生が集う・・・」とある。

 

超満員のバスの中で,めちゃくちゃ太った人が老人に席を譲ろうとしていた。立っている人は誰もが「あんたが立ったら,もっと苦しくなるやろ」とツッコミたかったはずだ。

 

(よく考えるとバカみたい)

ある人が占い師に言われたそうだ。「あなたはお金にも異性にも一生縁がない,人一倍長生きできます」生き地獄だと思う。

 

雑誌の占いによると,僕の運勢は「いまこそ彼女にアタック」,ところが彼女の運勢は「いま接近中の異性には気をつけて」である。

 

あるテレビ番組のエンディングで,司会者が「今日の番組は,ぜひビデオにとってもう一度ご覧ください」と言った。もう遅いでしょう。

 

雑誌の占いで「あなたの運勢:ラブチャンス到来。今度の席替えであこがれのあの人と急接近」と書かれていた。友人は「うちは女子校じゃ」と言って怒っていた。

 

ある関取の婚約会見で「デートの場所は?」と聞かれて,「なるべく目立たないところで」と答えていた。そんな場所があるのだろうか。

 

(テレビで見つけた怪)

時代劇を注意深く見ていたら,飛行機雲が映っていた。

 

水戸黄門でカクさんが「オイ,ハチ,ファイト」と言っていた。また,疾走する馬を見て,「すごいスピードだ」と英語で言っていた。

 

ある料理番組のレギュラーゲストは何を食べても「おいしい,おいしい」と言っている。妻は「この人,きっと味おんちなのよ」と言っていた。

 

あるアニメの主人公は,宇宙から来たばかりで地球のことがよくわからないという設定だった。しかし,彼は「これが年貢の収めどきだ」などと難しい言葉を使っていた。