五行と疾病の関係

 

四柱推命の鑑定をしていると,周期的に体調が悪くなる人は,五行の巡り合わせのリズムと不思議なくらい関係が看て取れることがあります。

 

とても不思議な現象なのですが,我々が見えない大きな気の力というものが存在するのでしょう。

 

ここでは,四柱推命で鑑定する際,木,火,土,金,水の五行と疾病がどのような結びつきがあるかを記します。

 

人によって,現れ方がそれぞれ異なるようですが,たいへん参考になる内容ですので,干支カレンダーで五行を確認しながら,日々の体調を見比べてください。

 

新たな発見と自分の身体を管理する新たな道しるべが得られると思いますよ!

 

四柱推命の命式を看て,喜神・忌神を問わず,それぞれの五行がバランスよくあると,生涯に大きな病気はしないと言われています。

 

逆に,もし五行に偏りがあれば,忌神となるその五行が示す病気,もしくは忌神が剋する五行の病気にかかりやすいものです。

 

そのような見方で,五行と疾病について,考えて頂ければよろしいかと思います。

 

 

 木の気運:甲,乙,寅,卯

 

・木の五行に偏りがある人

・喜神,用神である木の五行が,行運で冲を形成したり,偏りのある忌神の金で剋される場合

・忌神である木の五行が,行運で根を持ったり,水生木の相生の関係で強められる場合

 

眼,筋膜,リュウマチ,関節炎,手足のしびれ,神経(うつ),脳,頭,偏頭痛,立ちくらみ,うなじ,両手,両腿,頭痛,肝臓

 

 の気運:丙,丁,巳,午

 

・火の五行に偏りがある人

・喜神,用神である火の五行が,行運で冲を形成したり,偏りのある忌神の水で剋される場合

・忌神である火の五行が,行運で根を持ったり,木生火の相生の関係で強められる場合

 

頭,精神,知恵,意識,血脈,扁桃腺,小腸,心臓,喉,眼,肩,胸,歯,舌

 

 土の気運:戊,己,丑,辰,未,戌

 

・土の五行に偏りがある人

・喜神,用神である土の五行が,行運で冲を形成したり,偏りのある忌神の木で剋される場合

・忌神である土の五行が,行運で根を持ったり,火生土の相生の関係で強められる場合

 

唇,肌,肉,腸,消化器系,胃病,皮膚病(アトピー,乾燥肌等),腸病,歯痛,吹き出物,瘀血(おけつ:血の巡りが悪い状態やそれによって引き起る不調,悪い状態のドロドロ血)

 

 金の気運:庚,辛,申,酉

 

・金の五行に偏りがある人

・喜神,用神である金の五行が,行運で冲を形成したり,偏りのある忌神の火で剋される場合

・忌神である金の五行が,行運で根を持ったり,土生金の相生の関係で強められる場合

 

皮膚,皮膚過敏,アレルギー,助膜,肺結核,へそ,股,呼吸器系の病,肺病,鼻,鼻水,風邪,痔,咳

 

 水の気運:壬,癸,亥,子

 

・水の五行に偏りがある人

・喜神,用神である水の五行が,行運で冲を形成したり,偏りのある忌神の土で剋される場合

・忌神である水の五行が,行運で根を持ったり,金生水の相生の関係で強められる場合

 

泌尿器系,婦人病,耳,骨髄,膀胱系,子宮系,脚,すね,尿道,陰部,眼,痰,近視,失明,下部出血の病