2022年2月4日（立春）より，癸寅年がスタートしました。
干支学および四柱推命により，2022年はどのような運気が流れていたのかを，実際の出来事と対比しながら，分析してみます。
四柱推命では，貴方の性格，仕事運（適職），恋愛運（結婚），健康運，運気の循環などを客観的（メタ認知）に表すことができます。メタ認知ができると，自分の能力，強み，弱みが明確になり，生きづらさの理由が分かり，どのように考えた方が良いのかと生き方の指針のようなものが得られます。
四柱推命による人生の縮図に興味を持たれる方がおられましたら，商品販売で鑑定を承っていますので，ぜひお試しください。
「奥が深いカウンセリング的な占い」をお気軽に試して頂き，貴方の人生に役立てて頂ければ幸いです。
壬寅年（みずのとう）を流年から分析
壬：人偏つけると任となり，仕事や任務で，いろいろな問題を担わなければならず，それを処理できる立派な人物がたくさん必要になるが，意思が弱く，人にへつらう，口先だけの信用のおけない任人が担うようになると問題をはらみ，深刻な事態になる。
寅：志を同じとするものを相約し，つつしんで時務を進めねばならぬ，しからずんば，畏れるべきことになることを意味している。虎のその優れた行動力を発揮するように陽気が一番強く，この時期は引いてしまうよりも，何が何でも前に出た方がよい（亥の猪突猛進のイメージです）。戦いを象徴している。虎は身をひそめて獲物を待ち，一撃で仕留めることから，偶発的な事件や事故というよりも，計画的な事件が起きやすい時期です。何か問題が生じていても，その裏では計画性をもった組織や人が介在しているので，解決までに長引く傾向がある。
壬寅は，水生木の相生の関係であり，寅木の陽気が促進されます。
口先だけの信用のおけない任人によって，計画性のある人為的な事件や事故がいっそう引き起こされやすい運気と考えられます。また，事件や事故がいったん引き起こされると，解決までは長引く暗示があります。
寅木の気運は，人に関連する職種の活発さを示しており，コロナウィルスで停滞した経済活動が再び動き出すような兆しを示しています。また，壬水は原油も表しており，原油などの資源高，それに伴う物価高が表れる時期と考えられます。
世界の中の日本を四柱推命で鑑定
2022年の日本の立春は，国立天文台の発表によると，2月4日5時51分になります。
その日時，時間を2022年の日本の誕生日・時間として，四柱推命の命式を以下の通り立てました。
（単年度のみを鑑定するので，大運は考えません）
時柱は日本の立春時間としており，年柱，月柱，日柱は世界と同じで，時柱は日本特有のものとなり，「世界の中の日本」の命式を立てています。
日干が戊で，地支には「火，土の気運」がないことから，身弱命式と判断できます。
身弱命式であれば，日主と比和および相生となる「火，土の気運」が喜神となり，「金，水，木の気運」が忌神となります。
「金の気運」は，大過した「木の気運」を抑制する働きもありますので，必ずしも悪い影響だけではないと考えらますので，閑神とします。
命式を見ると，年柱，月柱が壬寅で，さらに，2月の干支も壬寅となります。さらに，日柱の地支に子水があります。壬水，子水によって，水浸しの冷たく寒い命式と言えます。
「火の気運」が渇望され，用神と考えます。
五行の水には，原油という意味があり，水が大過となっていますので，原油価格が上がるか，下がるかのどちらかの偏りが予想されます。どちらにしても，そのピークを月の干支から運気を看ると，「水の運気」が流れ込む時期として，2，3月辺り，または，11～1月辺りと考えられます。なお，「水の気運」は忌神ですので，悪い影響が生じる割合が高いと看ます。
結果としては，原油価格を含めた資源価格が高騰した１年で，ガソリン高，電気料金の高騰など生活に悪い影響が生じています。原油価格のピークが3月で，底値が10月頃でしたので，四柱推命の鑑定通りの現象が概ね現れていると判断できます。
四柱推命はだいたいの予想となります。時期もだいたいとなり，前後1ヵ月程度のずれが生じる傾向があります。
また，2月は月支も壬寅となり，年柱，月柱を含めて，壬寅が3つ重なります。同じ干支が重なると，大過につながり，悪い意味合いを持ちます。出来事とすれば，2月にはロシアのウクライナ侵攻がありました。また，石川県小松市でF15が海に墜落する事故があり，これも水に関係するものです。
4月には，寅卯辰の三方局で「木の気運」が強まります。水生木で壬水も「木の気運」にエネルギーを注ぐので，木は著しい大過となり，非常に悪い運気の悪い時期となります。
4月の出来事としては，知床半島沖で観光船が沈没するというずさんな管理体制による人為的な海難事故でした。
5～7月は用神である「火の気運」が流れ込みますが，巳火，午火，未土はすべて空亡となり，素直に「火の気運」を享受できるかは微妙です。6月は，丙火と壬水が相剋，午火と子水が冲となり，用神の運気を生かせないような時期と思われます。
7月の出来事として，安倍元首相が銃撃されました。
8～10月は喜神である「土の気運」と閑神である「金の気運」が流れており，そこそこの時期なのですが，寅木申金の相剋，卯木酉金の相剋，庚戌の新殺星で魁罡となり，事故や災害が起こりやすい時期と考えられます。
出来事としては，8月にパキスタンの洪水，10月に韓国ソウルの雑踏事故がありました。株価は8月にピークをとり，10月には円安のピークとなりました。
10～12月は再び，「水の気運」が強まります。一時期よりも原油価格は落ち着いているようですが，良い運気とは言えず，インフレが加速して，食料品などの値上げが相次ぎました。
喜神である火，土 が示す職種は以下の通り。ただし，このような業種（またはキーワードから連想される業種）が好調であったか否かは判断が難しいので，ここでは，陰陽五行で言われている火，土が示す職種のみを記載させて頂きました。今後，分析・評価を進めていきます。
火は，電気やガスなどを含めたエネルギー，航空，金融，証券，エンターテインメント，芸能，マスコミ，ファッション，デザインなどを示します。
土は，日常使用する必需品，日用品関係，衣食住に関係するもの（土地含む），葬儀，リサイクル，肥料，ペット，植物，清掃業，産業廃棄物処理などを示します。
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