現代日本について,四柱推命で鑑定してみます。
現代日本の生年月日時間をどうするかという課題があり,いくつか候補があります。
第二次世界大戦敗戦,ポツダム宣言,日本国憲法公布・施行,サンフランシスコ講和条約などなど。
ここでは,日本国憲法の施行日である1947年5月3日を現代日本の生年月日としました。
また,時間ですが,日付の変わる0時,憲法が入手可能となる8時30分?などがあります。
なかなか難しいところですが,仮に8時30分に生まれたとしました。
なお,性別は男性とさせて頂きます。
以下,日本の命式を四柱推命で立てて,大運からその運気と出来事を評価し,将来を予測しようと考えます。
皆様の何かの参考になれば,何よりです。
商品販売のページで,四柱推命による皆様の鑑定も行っておりますので,お気軽にご用命ください。
四柱推命では,貴方の性格,仕事運(適職),恋愛運(結婚),健康運,運気の循環などを客観的(メタ認知)に表すことができ,貴方の人生に必ずプラスになりますので,ぜひ,ご試し下さい。
現代日本を四柱推命の命式
1947年5月3日8時30分の東京生まれ,男性の命式は以下の通りです。
日主の壬水から看る日本の性質
日干が壬水で辰月生まれです。
壬水は月支の辰土からサポートを得られず,逆に相剋の関係となり,その他の地支からのサポートも弱いことから,身弱命式と判断できます。
身弱命式であれば,日主と比和および相生となる「水,金の気運」が喜神となり,「木,火,土の気運」が忌神となります。
「木の気運」は,「水,金の気運」を浪費してしまいますが,必ずしも悪い影響だけではないと考えられますので,閑神と考えました。
日干が壬水の特徴(日本の特徴)は以下の通りです。
※日本を擬人化して表現しますので,人=日本,日本国民性と理解してください。
・壬は大きな川や海の水で,陽の水です。
・川や海の傍らで水面を眺めていると気分が晴れるものです。このように海にはロマンを誘う不思議な力があります。
・天性の楽観主義者で,よくしゃべるか,無口な人かに分かれます。
・その心情は優しく,困っている人をみれば,助けようとします。
・見かけが茫洋としているので,考えがコロコロと変わる掴みどころのない人物として見られがちな点があります。
・束縛されることや制約が大嫌いで,ロマンや理想を大事にし,その実現に向けて一生懸命に進んでいきます。
・しかし,現実に不満を持ちやすいので,職場での対人関係が合わなかったり自分の意見が通らなかった場合には,こっそり仕事以外の別のことをしてサボったり,急にいなくなったりしてしまいます。
・大判振る舞いをしたかと思えば,十円をケチるような面もあります。
・頭がよく冴えているので,その閃きには素晴らしいものがあります。
・思ったことを何でも口に出したり調子に乗ると周囲の意見が耳に入らないことを反省すれば,その秘めたパワーを発揮して大成功します。
・表舞台に出るよりも参謀役で才能を発揮することがあります。
・身弱の人であれば,金の干支の運に入って,安定と成功が手に入ります。
用神「印綬」から看る日本の性格
用神は「金の気運」で,さらに陰陽がありますが,より日主壬にエネルギーを与えられる陰の「金の気運」を用神とします。すなわち,辛金を用神と考えると,辛金は通変星で印綬を表します。
用神が印綬の人の性格(日本の国民性)は以下の通りです。
・堅実な考えに基づき行動し,落ち着きのあるおとなしい人です。
・女性なら,他人に対する思いやりの心が豊かで礼儀正しい人となります。
・変化の激しいことや冒険的なことはあまり好まず,安全で安定したことを好む保守的な人です。
・他人の悪口や批判話はあまりしませんし,話し方にも風格があります。
・頼まれたことや約束は必ず守る律儀さがあり,温和な性格で要領も良く対人関係でうまく立ち回っていきますから,交友関係は広く豊かなものとなります。
・また,何か事を行うときには慎重で決して無理をせず,コツコツとマイペースで自分の道を進んでいきます。
・短所としては,少々金銭的に細かいところがあって,奢ってもらっても奢り返すことが少ないようです。
・見栄や体裁にこだわるところがあります。というのは,印綬星の人は寂しがりやが多く,その心の中を他人に知られまいとする反動のためなのです。
・印綬星には,学問,芸術という象意があるので,学芸や芸能,芸術面で優れ,学校の先生や教師,教授に向きます。
・普段はあまり勉強しないのにいざ試験となるといつも上位にいる人は大抵は印綬星の人です。
・また,宗教心,道徳心が厚く,何らかの形で宗教と縁があるのも,この印綬星の人の特徴です。
・印綬星の人は総じて豊かな教育を受け,聡明で論理的な思考をします。
・また,印綬には年長者,上司,親という意味がありますから,これらの人の援助を受けたり引き立てによって成功のきっかけを掴んだりするという福分を備えているものです。
・印綬が喜神 ,用神となる女性は,和服の似合う控えめな色気が漂っています。母性本能が豊かで一人の異性に尽くす,昔の日本女性の典型のようなタイプでしょう。
大運から看る日本の運気
ここで,過去の日本の代表的な出来事を大運から見てみます。
年運もありますが,かなり細かい話になりますので,ここでは大運のみを対象とします。
基本的には,喜神・用神である「水の気運」「金の気運」が入ってきた時期の運気が良く,「木の気運」は場合による,「火の気運」「土の気運」はいまひとつと考えます。
数えになりますが,1958~1977年の高度成長期は,癸卯大運,壬寅大運となり,「水と木の気運」で構成されていますので,まあまあの時期となります。
この時期には東京オリンピック,テレビ等の家電の普及,オイルショック,インフレなどがありましたが,日本は活気のあった時期になります。
次の1978~2007年は,大運に喜神である「水または金の気運」が含まれています。特に1988~1997年には,庚子大運となり,「金+水の気運」であり,かなり良い時期であったと考えられます。
1989年末のバブル崩壊まで,株価,土地価格の高騰と投資を中心にジャパン・アズ・ナンバーワンと日本の絶頂期を迎えた時期と言えます。
また,子午の水と火の最も過激な冲を形成しますので,事故の恐れが暗示されており,1995年の阪神・淡路大震災のことを暗示しているのかもしれません。
1998~2007年は第5大運であり,年干の甲と己が干合して,甲が「土の気運」を帯びることになります。忌神である「土の気運」の影響が大きくなるこの時期は,あまり良い時期とは言えないかもしれません。次の2008~2017年には,第6大運の戊戌大運となり,忌神のみで形成される運気ですので,非常に悪い時期となります。
ここでの出来事は,2000年頃のITバブル,2008年のリーマンショック,2011年の東日本大震災といろいろと大変な時期を経験しており,バブル崩壊以降の失われた30年と言われていました。
2018~2037年は,丁酉大運,丙申大運と「火と金の気運」となり,喜神・用神の「金の気運」が「火の気運」に剋される形にはなりますが,比較的良い時期と言えるのではないでしょうか。
実際には2023年2月の段階では,良い面が大きく表れることはないような気がしますが,これからの期待ということとしておきましょう。
用神の「印綬」および「金の気運」から看る日本の技術
用神の通変星「印綬」と用神の「金の気運」から,適職を鑑定できますので,それが日本のビジネス的な強みと考えました。
まず,用神「印綬」の適職です(日本の強い技術と解釈します)。
・おとなしく,あまり競争を好まず,変化の少ない安定した職種か,営業成績等に無関係な会社を選択すると良いでしょう。
・特に,人に何かを教え,伝えていくような仕事,伝統を伝える仕事は最適です。
・印綬の示す仕事は,事務職,公務員,教師,教育関係,語学関係,通訳,翻訳,作家,文学,出版,技術,芸能,芸術,演劇,ソムリエ,調理師,板前,伝統芸能,華道,茶道,フラワーショップ,神社寺院関係,介護,福祉関係などです。
次に,用神「金の気運」の適職です(日本の強い技術と解釈します)。
金融業,貴金属・宝石商,銀行,保険会社,科学者,金属・鉄工関係,鉱業,精密部品製造・販売,貴金属デザイナー,調金師,声優,サウンドプログラマー,通信電話業,電気関係,自動車産業,整備士,自動車営業,航空機産業,航空整備,スポーツ・武道関係,スポーツインストラクター,警察・自衛隊,入国審査官,国家公務員,高級官僚,議員,医師(外科),仏教僧(鏡を使うので)など。
すなわち,
技術によって生まれたもの,家電,自動車,パソコン,携帯などの利器,時計,貴金属など。
いかがでしたでしょうか。
大運から看ると2038~2057年までは,「水と金の気運」が入ってこないことから,あまりパッとしない運気のような気がします。
さて,現在の2018~2027年の丁酉大運は用神の辛金の気運が入ってきています。
どこまで善戦することやら。
本鑑定がどこまで的中するかは,今後のお楽しみということで,ご了承くださいますようお願いします。
このような感じで,皆様の命式についても,皆様の強み・弱み,運気の出入りなどを鑑定できますので,ぜひともご用命ください。
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