電気事業の評価と予測

 

個別分野の1つとして,日本の電気事業について,四柱推命で鑑定してみます。

電気事業は1951年5月1日に設立されています。

また,営業開始時間を 9:00と考えて,電気事業の誕生時間としました。

なお,性別は男性とさせて頂きました。

 

日本の電気事業について,四柱推命で命式を立てて,大運・流年からその運気と出来事を評価し,将来を予測してみます。

特に流年に顕著な特徴が看られるので,ぜひ参考にしてみてください。

 

商品販売のページで,四柱推命による皆様の鑑定も行っておりますので,お気軽にご用命ください。

四柱推命では,貴方の性格・性質(強み・弱み),仕事運(適職),恋愛運(結婚),健康運,生涯の運気の循環(10年運,毎年運)などを客観的(メタ認知)に表すことができます。

 

未来は何が起こるか分からないと言います。

しかし,実は未来の運気までであれば,だいたい分かるのです(だいたいが四柱推命の限界です)。

未来の運気が分かるにもかかわらず,知ろうとしないのでは,本当に惜しいことです。

四柱推命が貴方の人生に必ずプラスになることを確信しておりますので,お試し頂ければ,全力でフォローさせて頂きます。ぜひ,ご用命ください。

電気事業の四柱推命の命式

 

1951年5月1日9時00分の東京生まれ,男性の命式は以下の通りです。

なお,兵庫県明石市より東に位置すれば,正確には9:00よりも時間を進めることになり,時柱は壬辰となるのですが,これは年柱と同じ干支となりますので,壬辰の影響が強まると考えて頂ければ良いかと思います。

 

 

日主の辛金から看る電気事業の性質

 

日干が辛金で辰月生まれです。

 

辛金は月支の辰土からある程度のサポートが得られるのですが,春の土であることから,秋の日主にとって,強いサポートとは言えないようです。

その他にも,日支の丑土からのサポートもありますが,冬の土であることから,こちらも弱いサポートとなります。

 

その結果,本命式は身強・身弱の判断が難しいです。

そこで,過去の出来事から,身強・身弱の判断をする必要があります。

ここでは,10年運のみで進めます。

 

創立1951~1999年までは,株価・業績はそこそこ良かったのではないでしょうか。

このような仮説のもと,その期間の大運を看ますと,「金と土の気運」が巡ってきております。

「金と土の気運」が喜神であるならば,本命式は身弱命式と判断されます。

仮に兵庫県明石市よりも,東に位置する場合であって,時柱が壬辰となった場合でも,総合的に見れば,身弱の命式になると考えられます。

 

本命式を身弱命式と判断した場合に,日主と比和および相生となる「金と土の気運」が喜神となり,「水,木,火の気運」が忌神となります。

「水の気運」は,「金,土の気運」を浪費してしまいますが,必ずしも悪い影響だけではないと考えられますので,閑神と考えました。

 

日干が辛金の特徴(電気事業の特徴)は以下の通りです。

※電気事業を擬人化して表現しますので,人=電気事業の法人と理解してください。

 

 ・庚が鉄鉱石であるので対して,辛は研磨され洗練された金やガラスです。希少価値のある宝石といっても良いでしょう。

・庚の金は混じりっけのあるものなので,清濁併せ呑むことができますが,同じ金でも辛の金は美しく整えられた金なので,少しでも汚いものは許せない潔癖な面がでてきます。

・よって,自己中心的,プライドが高い面を持ちます。

・人当たりはソフトですが,人一倍強い自尊心を持つ人です。神経質で繊細なところもあります。

・仕事は完璧に仕上げようとします。と同時に,気が多くて興味の対象がコロコロと変わる飽きっぽい面もあります。

・しかし,いざとなると何が何でもやり遂げる信念の持ち主で,そのプライドにかけて弱音を吐かず,物事をやり遂げていきます。

・それから,プライドの高さと好き嫌いの激しさから,他人から冷たい人と見られがちなのですが,実はハートの温かい個性豊かな人です。

・自分の能力の限界を知っており,決して無理はせず,分をわきまえた行動をとり,時間や約束などはきちんと守りますので,周囲から信頼され,厚い人望を得ます。

・この周囲から得られる信用と評価はこの人にとって,最大の財産です。

 

春生まれの影響

 

・辛の悪い面が出てきます。

・神経質で,いろんなことに頭を使う細かい人です。

・何かと現状に満足できない面もあります。

・辛はゴールドであり,プラチナなのですから,じっと待っていれば幸運を呼び寄せるのですが,飽きっぽい面やせっかちな面が出てきてなかなかそうもいかないようです。

・技術や芸を身に着けて仕事に活かすと運が安定します。

・辰月生まれの人で,土と金の干支が多い身強の人では,命式に甲,乙,寅,卯が1つでもあると,辛金の良い面が出てきます(身弱と判断していますので,該当せず)。

・プライドの高さはありますが,面倒見が良く,約束を守り,義理を通す人なので,周囲から信用され,頼りにされる人となります。

 

用神「印綬」から看る日本の性格

 

用神は「土の気運」で,さらに陰陽がありますが,より日主辛に多くのエネルギーを与えられる戊,辰,戌の「陽の土の気運」を用神とします。すなわち,戊土,辰土,戌土を用神と考えると,これらは通変星で印綬を表します。

 

用神が印綬の人の性格(電気事業の性質)は以下の通りです。

 

 

 ・堅実な考えに基づき行動し,落ち着きのあるおとなしい人です。

・女性では,他人に対する思いやりの心が豊かで礼儀正しい人となります。

・偏印とは対象的で,変化の激しいことや冒険的なことはあまり好まず,安全で安定したことを好む保守的な人です。

・他人の悪口や批判話はあまりしませんし,話し方にも風格があります。

・頼まれたことや約束は必ず守る律儀さがあり,温和な性格で要領も良く対人関係でうまく立ち回っていきますから,交友関係は広く豊かなものとなります。

・また,何か事を行うときには慎重で決して無理をせず,コツコツとマイペースで自分の道を進んでいきます。

・短所としては,少々金銭的に細かいところがあって,奢ってもらっても奢り返すことが少ないようです。

・見栄や体裁にこだわるところがあります。というのは,印綬星の人は寂しがりやが多く,その心の中を他人に知られまいとする反動のためなのです。

・印綬星には,学問,芸術という象意があるので,学芸や芸能,芸術面で優れ,学校の先生や教師,教授に向きます。

・普段はあまり勉強しないのにいざ試験となるといつも上位にいる人は大抵は印綬星の人です。

・また,宗教心,道徳心が厚く,何らかの形で宗教と縁があるのも,この印綬星の人の特徴です。

・印綬と正官が並んでいればこれを「官印相生」と呼び,大吉格となります。あるいは,日支に印綬がある場合も官印相生となり,吉格となります。

・印綬星の人は総じて豊かな教育を受け,聡明で論理的な思考をします。

・また,印綬には年長者,上司,親という意味がありますから,これらの人の援助を受けたり引き立てによって成功のきっかけを掴んだりするという福分を備えているものです。

・印綬が喜神 ,用神となる女性は,和服の似合う控えめな色気が漂っています。母性本能が豊かで一人の異性に尽くす,昔の日本女性の典型のようなタイプでしょう。

 

大運・流年から看る電気事業の運気

 

ここで,過去の電気事業の代表的な出来事を大運・流年から見てみます。

 

基本的には,喜神・用神である「土の気運」「金の気運」が入ってきた時期の運気が良く,忌神による「木の気運」「火の気運」はいまひとつ,閑神である「水の気運」は場合によると考えます。

 

数えになりますが,創立1951~1999年の高度成長期からバブル崩壊後のしばらくの期間は,大運に「土,金の気運」が入っていますので,そこそこ良かった時期となります。

 

特に1980~1999年頃は,「土の気運」や用神である戊土がありますので,特に良かったのではないでしょうか。

 

その後,2000~2009年はあまり良くない時期に看えます。

2010~2019は東日本大震災による福島原子力発電所のトラブルもあり,最悪の時期を迎えたように思われますが,丙戌大運であり,用神である「陽の土の気運」が入ってきており,判断が難しいです。

戌辰の土の冲が形成されているものの,土の冲は悪影響が小さいと考えられますので,大運からはそれほど,悪さが感じられません。大運は個人の運気を表しますので,電気事業自体の内側の運気はそれほど悪いものではないのでしょうか。

2020~2039年は喜神である「金の気運」がありますので,そこそこの時期と思われますが,2020~2029年は酉金と命式中の卯木が酉卯の冲となりますので,衝突,事故,病気,別離などが暗示されます。

 

 

次に流年です。注目すべき内容になります。

2011年の辛卯,2012年の壬辰,2013年の癸巳は,3年連続して命式中の干支となります。

この時期は東日本大震災で,福島原子力発電所のトラブルと電気事業としては最悪期と言える時期となります。命式中の干支と流年,大運の干支が一致すると,同じ運気が強まりすぎて(大過とと言う),良くないのが四柱推命の基本的な考え方となります。

流年の干支は,還暦と同じで60年周期で同じものが巡ってきますが,このように3年連続して同じ干支が並ぶというのが日本の電気事業の注目すべき特徴となります。

60年後の2071~2073年はまた注意が必要ですね。

 

さて,もう1つの干支である日柱の辛丑ですが,2021年の干支でした。

2020年に発送電分離が国の政策で行われて,その影響が具体化してきた時期ではないかと思われます。また,この時期からLNG価格や石油・石炭価格が高騰し始めて,不安定な時期と考えられます。

 

将来的には2024年に辰土による用神の「土の気運」が入ってきますが,続きません。

資源価格が落ち着くのが遅れるのか,それ以外の理由なのかは,判断できませんが,厳しい時期が続きそうな流年となります。

2027~2031年には,「土と金の気運」が巡ってきますので,良い時期を迎えるでしょう。

 

 

用神の「印綬」および「土の気運」から看る電気事業の技術

 

用神の通変星「印綬」と用神の「土の気運」から,適職を鑑定できますので,それが電気事業のビジネス的な強みと考えました。

まず,用神「印綬」の適職です(電気事業の強い技術?と解釈します)。

 

・おとなしく,あまり競争を好まず,変化の少ない安定した職種か,営業成績等に無関係な会社を選択すると良いでしょう。

・特に,人に何かを教え,伝えていくような仕事,伝統を伝える仕事は最適です。

・印綬の示す仕事は,事務職,公務員,教師,教育関係,語学関係,通訳,翻訳,作家,文学,出版,技術,芸能,芸術,演劇,ソムリエ,調理師,板前,伝統芸能,華道,茶道,フラワーショップ,神社寺院関係,介護,福祉関係などです。

 

次に,用神「土の気運」の適職です(電気事業の強い技術?と解釈します)。

 

 医療関係,医師,看護師,商品・証券関係,簿記,会計士,設計士,技術・技芸職,秘書,仲介業,管理・管理職,教師,教育・学校関係,道教・道士関係,建築・土木業,道路公団,とび職(火の示す職業に入れる場合あり),左官,不動産業,不動産営業,土地再開発コンサルタント,ビル管理,ガーデンデザイン,庭師,農業,牧畜業,ブリーダー,古物商,古物鑑定士,陶器関係,不動産鑑定士,風水師,パワーストーン販売,墓地管理,埋葬業,靴の製造,靴の販売など。

 

すなわち,

日常使用する必需品,日用品関係,衣食住に関係するもの(土地含む),葬儀,リサイクル,肥料,ペット,植物,清掃業,産業廃棄物処理など(たまる捨てる,土に還る,地に足をつける)。

 

いかがでしたでしょうか。

 

大運・流年からトータルで見れば,電気事業が低迷から抜け出すのは,2027年以降になるのではないでしょうか。

本鑑定がどこまで的中するかは,お楽しみということで,参考的に看て頂ければ幸いです。

 

このような感じで,皆様の命式についても,皆様の強み・弱み,運気の出入りなどを鑑定できますので,ぜひともご用命ください。

 

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