2024年2月4日（立春）より，甲辰年がスタートしました。
干支学および四柱推命により，2024年はどのような運気が流れているかを分析してみます。
※実際に関連すると思われる出来事を朱書きで随時追記しています。
性格，仕事（適職），恋愛（結婚），健康などの生まれもった貴方の人生の設計図も，四柱推命で具体化できます。もし，興味を持たれましたら，商品販売で鑑定も承っていますので，ぜひお試しください。
甲辰年（きのえたつ）を流年から鑑定
甲：春になって樹の芽が殻を破って出てきた姿を表しており，物事の始めを意味し，その芽がぐんと伸びることにつながります。はじめという意味から，十分に慎重に慎んで行うことにもつながる。新しく始めるところから，法令，制度を意味し，新しい生命力の新たな創造，開発の意味もある。また，人間の習性として，改革，革新をやらず，だれてしまい，なれるという意味もある。
よって，旧体制が破れて，革新の動きが始まる，または，始めなければならないことを暗示している。
辰：十二支の中で，唯一架空の動物である「龍」を意味し，天も地も守る存在で，理想に向かって辛抱強く，慎重に，いろいろの抵抗や妨害と闘いながら歩を進めていくことを意味します。人の努力や行いの結果が顕著に表れやすい年です。振，伸，震と通ずる意味もある。
また，甲辰は，木剋土の相剋の関係であり，甲木が辰土を剋することで，辰土が力が抑制される形になります。
旧体制を破って革新を進めなければならないのではあるが，いろいろな抵抗や妨害があり，交渉・動揺し，困難と努力をしながら，慎重に進めてゆかなければならない時期ということです。
このような厄介な時期は，本当に学問する，道を学ぶ，何が正しいのかを発見できるよう心掛けることが大切です。
また，甲木に加えて，辰土は春の気運も含まれており，地中から草木が勢いよく発芽し，地中の電気がふるい出る雷も象徴する。雷の音は周囲に響き渡るが，その実体は見えません。激しい雷鳴は一時的なもので，やがて何もなかったように収まります。このことから，声あって形なし，驚き，激しさ，迅速，淡泊を意味します。また，草木の発芽，成長から青春の象徴とされ，若々しく活動的な精気が流れます。よって，進歩，発展性，活発，若さ，焦り，行き過ぎを意味します。
強い春の気運から，前年度に引き続いて，人に関連する職種の活発さを示しており，人件費の上昇，すなわち，インフレ傾向が表れると考えられます。
甲辰年（九星気学では三碧木星）の象意として，以下のキーワードが挙げられます。
長男，若者，発芽，春（つむじ風，竜巻），青春，雷（雷雨，雷鳴），音，伝達（電話局），討議，叱咤，けんか，詐欺，脅迫，冗談，迅速，短気，感情，銃声（戦地，射的場），悲鳴，吃音，しゃっくり，吐息，くしゃみ，舌打ち，拍手喝さい（演奏会場，講演席），口笛，音声，音響，楽器の音（音に縁のあるもの），失言，漏電，感電（発電所），震う（地震，津波，震源地），進む，爆発（噴火，火薬庫），現れる，声あって形なし，動く，淡泊，揺らぐ，起きる，飛び上がる，驚き，語る，申す，述べる，お経を読む
世界の中の日本を四柱推命で鑑定
2024年の日本の立春は，国立天文台の発表によると，2月4日17時27分になります。
その日時，時間を2024年の日本の誕生日・時間として，四柱推命の命式を以下の通り立てました。
（単年度のみを鑑定するので，大運は特に考えていません）
時柱は日本の立春時間としており，年柱，月柱，日柱は世界と同じで，時柱は日本特有のものとなり，「世界の中の日本」の命式を立てています。
日干の戊が基準となり，命式の身強，身弱を判断します。
日干と比和，相生となり，エネルギーを注ぐ，「火と土の気運」の内，「土の気運」が日支，月支にありますが，日干へのサポート力はそれほど大きくありません。
よって，本命式は身弱の命式と判断でき，喜神は「火と土の気運」，忌神は「金，水，木の気運」となります。
特に良い気運である用神は，日干戊にエネルギーを注いでくれる「火の気運」と考えます。「土の気運」は喜神ではありますが，命式中に３つと多く，これ以上に増えると，あまり良い影響がでないと思われます（大過と言う）。
一方，忌神の中でも特に悪い気運であるのは，用神である「火の気運」を剋する「水の気運」と考えられます。
また，甲辰年の留意点として，日柱の戊戌は神殺星で魁罡星を示しており，運気の激しさを意味しており，金銭的な不自由や大きな事件を引き起こすことを暗示しており，吉凶が極端に表れます。
また，年柱の甲辰は白虎殺を示しており，こちらも魁罡星と同様に，虎のような強いエネルギーを示しており，仕事への推進力，集中力，大きな成功を成し遂げる吉運があるものの，その反面，疾病，傷害，交通事故，思いがけない災害，関係の不和といった凶作用も含んでおります。
さて，以上のような点に注目し，喜神（用神），忌神を立てて，甲辰年の2024年2月～2025年1月の運気を看てみます。
2月の丙寅は，用神の「火の気運」が入りますので，良い時期と思われます。
3月の丁卯は，用神の「火の気運」が入るものの，命式中の寅，辰と月運の卯が三方局で強い「木の気運」になるので，日主戊を含む「土の気運」が剋されてあまり良くない運気です。また，命式中の酉と月運の卯が冲の関係になり，衝突，事故，病気，別離を暗示しています。
4月の戊辰は，喜神の組み合わせですが，「土の気運」が大過し，辰の刑にもなるのであまり良い時期ではないでしょう。辰は空亡でもありますので，困難に向き合って，次につなげるような時期となります。
5～6月は用神の「火の気運」が入ってくるので，今年では最もよい時期となるでしょう。この辺りが株価のピークになるのではないかと考えます。
8～9月は忌神の「水の気運」が入ってきて，さらに8月は命式中の寅と月運の申が冲となります。この時期は，最も運気が停滞しており，魁罡星の影響も活発になると思われますので，注意が必要になります。
11～12月も忌神の「水の気運」が入ってくるため，要注意となります。ただし，12月が用神である「火の気運」も入ってきているので，比較的良いでしょう。
1月も用神である「火の気運」の影響により，そこそこ良い時期と思われます。
このように考えると，今年は2～7月の前半の方が良く，8～1月は，魁罡星の影響で運気の波が激しいと思われます。
「火，土の気運」が喜神であり，特に「火の気運」が四柱推命で最も重要な用神となります。
電気やガスなどを含めたエネルギー，航空，金融，証券，エンターテインメント，芸能，マスコミ，ファッション，デザインなどが好調と考えられます。先述した通り，5～6月の「火の気運」が強まる時期が株価のピークと思われます。エネルギー関連は原油，LNG等の資源高がやや落ち着くのではないかと考えます。
また，生活に直結する衣食住の生活必需品，不動産なども好調と思われます。
この時期は人件費の上昇により，サービス業も厳しさを増すと思われます。
※火は，電気やガスなどを含めたエネルギー，航空，金融，証券，エンターテインメント，芸能，マスコミ，ファッション，デザインなどを示します。
※土は，日常使用する必需品，日用品関係，衣食住に関係するもの（土地含む），葬儀，リサイクル，肥料，ペット，植物，清掃業，産業廃棄物処理など（たまる捨てる，土に還る，地に足をつける）などを示します。
一方，「木，金，水の気運」が忌神であり，人件費の上昇は継続し，これが良い悪いは判断が難しいが，総合して，あまり良くないインフレが続くと思われます。住宅関連・建物関連の資材高により，住宅関連の厳しさは続くでしょう。また，貴金属関連のインフレは緩和されてくるのかもしれません。
※木は，人に関連した業種を示しており，人材派遣業，ホテル，建物（戸建て，マンション），農作物，林業，パルプ，繊維，運送，貿易，音楽関係，旅行関係，医療関係，ハンドメイドの業種などを示します。
※金は金融業，時計・貴金属・宝石商，銀行，保険会社，金属・鉱業，通信電話業（パソコン，携帯），電気関係（家電），自動車産業，航空機産業，警察・自衛隊，医師（外科）など，といった技術によって生まれた文明の利器に代表される産業です。
※水は，人を育てる業種，教育関係，師や士のつく知的職業，飲料（水商売），水産業，漁業，水産業，サービス業，接客業などです。音楽関係，漫画家，アニメーター，ゲーム，医師（産婦人科），ギャンブラー，石油関係，塗装業，クリーニング関係，消防士，観光業なども含まれます。
留意点ですが，四柱推命で示される時期は，だいたいそれくらいと見ますので，前後1ヵ月くらいに，早まったり，遅まったりしますので，そのように考えてください。
※投資判断は難しいです。くれぐれも自己責任の範疇でお願いします。
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